10年検証ブレスト(第36回)を開催しました
新市街地に住宅や公共施設を集約し,海側にインバウンド対応型商業施設を開発して近代的海浜都市へと変貌を遂げた女川町。未曾有の大災害に向き合った技術者はどう総括するのか。
新市街地に住宅や公共施設を集約し,海側にインバウンド対応型商業施設を開発して近代的海浜都市へと変貌を遂げた女川町。未曾有の大災害に向き合った技術者はどう総括するのか。
新市街地に住宅や公共施設を集約し,海側にインバウンド対応型商業施設を開発して近代的海浜都市へと変貌を遂げた女川町。都市計画プランナーとして復興まちづくりの基盤整備に尽力した岩渕善弘さんに,復興まちづくりの歩みを振り返っていただきます。
津波で深刻な打撃を受けた石巻市雄勝町中心部で,全国から寄せられた「見返りを期待しない」支援と参画を糧に,被災地に留まり被災者主体で復興まちづくりの取り組みを持続的に展開してきた全過程を,子どもの主体形成を促す復興教育の実践に遡って学ぶことができます。
石巻市の商業集積が蛇田地区の新市街地にシフトしている中で,同市中心市街地復興の現状をどのように認識し,将来展望をどこに見出すのか。発災後,同地区の復興支援と調査・研究に深く関わってきた東北大学大学院教授・姥浦道生さんに話題提供をいただき,ディスカッションを行いました。
差し込み式防災集団移転促進事業の取り組みなど,大震災復興において教訓的な取り組みの数々で知られる大船渡市の復興を市長として主導し,昨年末退任された戸田公明さんを講師に迎え,震災復興10年検証ブレストを開催いたします。
大震災で甚大な被害を受けた石巻市中心市街地の再建は,地権者,商業者らの奮闘にも関わらず,未だ達成を見通すことができないでいます。日常消費の中心が新市街地にシフトしている中で,中心市街地の復興の現状をどのように認識し,将来展望を見出すのか。姥浦道生さん(東北大学大学院教授)をお招きしてディスカッションします。
旧雄勝町の復興まちづくりプロセスで何が起きていたのか。「雄勝町の雄勝地区を考える会」代表・阿部晃成さんの報告と,同地区復興まちづくり協議会議事録を精査した松原久さんのコメントを元にディスカッションを行ないました。
中村哲也さんは,アンケート調査の統計解析に基づいて,ALPS処理水の放出が宮城県,福島県で水揚げされた漁獲物の消費や輸出に悪影響を与える可能性が高いことを報告しました。
東京電力福島第一原子力発電所敷地内に保管してきたアルプス(ALPS:多核種除去装置)処理水の海洋放出決定に対して,漁業者はもとより国民の反対や懸念が高まっています。海洋放出が福島・宮城県産水産物の購入意向に与える影響の統計分析を試みた中村哲也さんに,その結果をご報告いただきディスカッションを行います。