みやぎ震災復興研究センター

10年検証ブレスト(第35回)を開催しました

Date

 身の丈にあった復興で優れた成果をあげた大船渡市の復興プロセスを,前市長戸田公明さんに振り返っていただきました。

 戸田公明さんは,初当選直後に大震災が発生し,危機対応への経験に乏しい市職員の方達を励ましながら,短時日で応急救助・復旧・復興に取り組む体制を築くとともに,応援職員や外部有識者の経験や知恵にも支えられながら,被災者や地域コミュニティなど現場との交流を重ね,大船渡らしい復興の流儀を育くみました。その道のりを豊富な資料に基づいて振り返ってくださいました。

 大船渡駅前再開発地区の土地活用率は既に脅威の90%。津波で被災した移転元地も市の買取地と民有地の一括り大規模化の効果で,順調に活用が進んでいます。市民所得も,復興需要の減少の中でも被災前を大きく上回る水準に軟着陸できそうです。被災者と寄り添う身の丈復興の成果です。

 今回のブレストも,会員以外の方へも公開し,本会ホームページ上で申し込みを受けました。

震災復興10年検証枠組み検討ブレスト(第35回)
日時:2023年2月18日(土)16:30〜19:00
場所:東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センター
開催方法:オンライン併用
報告者:戸田公明さん(前大船渡市長)
テーマ:「大船渡復興の10年を振り返って」

More
posts