震災10年検証ブレスト(第35回)を開催します。一般参加も可能です。
差し込み式防災集団移転促進事業の取り組みなど,大震災復興において教訓的な取り組みの数々で知られる大船渡市の復興を市長として主導し,昨年末退任された戸田公明さんを講師に迎え,震災復興10年検証ブレストを開催いたします。
差し込み式防災集団移転促進事業の取り組みなど,大震災復興において教訓的な取り組みの数々で知られる大船渡市の復興を市長として主導し,昨年末退任された戸田公明さんを講師に迎え,震災復興10年検証ブレストを開催いたします。
大震災で甚大な被害を受けた石巻市中心市街地の再建は,地権者,商業者らの奮闘にも関わらず,未だ達成を見通すことができないでいます。日常消費の中心が新市街地にシフトしている中で,中心市街地の復興の現状をどのように認識し,将来展望を見出すのか。姥浦道生さん(東北大学大学院教授)をお招きしてディスカッションします。
東京電力福島第一原子力発電所敷地内に保管してきたアルプス(ALPS:多核種除去装置)処理水の海洋放出決定に対して,漁業者はもとより国民の反対や懸念が高まっています。海洋放出が福島・宮城県産水産物の購入意向に与える影響の統計分析を試みた中村哲也さんに,その結果をご報告いただきディスカッションを行います。
福島第一原発事故を受け,放射性汚染物処理の法的枠組み整備が課題になりました。しかし,除染廃棄物処理や汚染水問題解決への足枷となることを恐れるあまり改革は不徹底なままです。その影響は宮城にも及んでいます。問題の核心と解決への課題を鴫原会員が紐解きます。
津波被害にも関わらず現地再建エリアとなった仙台市東部の井土地区や三本塚地区は,市街化調整区域の開発制限に阻まれてコミュニティ維持に苦しんでいます。その解決に有力なのが地区計画の実施です。市議会でその実現を迫った庄司あかり会員の参加を得て,その展望を議論します。
仙台市東部の井土地区や三本塚地区は,津波で浸水したにもかかわらず防災集団移転の対象外となりました。市街化調整区域で宅地利用や売却が制限され,困難な中でコミュニティの維持・再生に向けた地道な取り組みが続いています。現地の取り組みを支援してきた田澤会員が現状と課題を報告します。
東日本大震災から11年,被災市街地復興土地区画整理事業を主な事業手法として実施された復興まちづくり事業の現状をどう評価すべきでしょうか。災害危険区域で行う商業開発は成功するのか,被災中小都市で行う二拠点開発は現実的なのか,議論したいと思います。
宮城県と比較して高い評価を得ている岩手県の復興プロセス。同県内在住の研究者の目には,どのように映っているのでしょうか。座談会でざっくばらんにお話しいただきます。
長谷川副代表が「わたしたちの海とくらしを守りたい~私たちにできること~ 」と言うテーマで2022年1月26日に講演されます。
震災から10年を経て,人口が4分の1に激減した雄勝地区において,地域内再投資を活性化し,雄勝に残った人々とを繋ぎ,地区外の人々や行政も巻き込んで持続可能な地域へ再生を勝ち取る展望をディスカッションしたいと思います。