2024年11月30日開催オンラインシンポジウム
「十津川村『高森のいえ』プロジェクトに学ぶ」のYouTube動画と資料を公開します。
みやぎ震災復興研究センター主催オンラインシンポジウム「十津川村『高森のいえ』プロジェクトに学ぶ」について,ご参加いただけなかった方や再視聴をご希望される方のために,YouTube動画と報告資料を公開します。
基調講演「村内に築く安心拠点 十津川村『高森のいえ』プロジェクト」(室崎千重さん/奈良女子大学准教授)
紀伊半島大水害で大きな被害を受けた奈良県十津川村。日本一広い村は、「誰もが最後まで村で暮らす」ことができる仕組みづくりに取り組みました。自宅を維持しながら、安心拠点の村営住宅を「はなれ」として住まう。上から強引に集約化するのではなく、村民がゆったりと時を重ね日々の営みを織り成しながら、集まって住むことに馴染んでいく。能登被災地で住まいとコミュニティーの再建を模索する人々に、十津川村の経験を伝えたい。
コメンテータからのコメント
阿部重憲さん/都市プランナー
田中正人さん/追手門学園大学教授
十津川村『高森のいえ』プロジェクトから,何を学ぶのか。東日本大震災復興を専門家として担い、自治の視点で復興検証に心を砕いてきた都市プランナーの阿部重憲さん、人間としての尊厳を保ちながら被災者が「ついのすみか」を再び築くことができるように何ができるか、被災者と被災者を支える人々に寄り添いながら災害と暮らしの研究に専心する田中正人さんのコメントと、室崎千重さんのレスポンスです。
質疑・応答セッション
罹災証明で被災者を選別し圧倒的多数の被災者が置き去りにされるのではないかと危惧される能登半島地震と豪雨災害の被災者。二者択一の選択を強いないことが、維持可能なコミュニティを築く力になるのではないかと示唆した十津川村の挑戦から、能登復興に,そして,災害対応の抜本的転換のために何を学ぶのか。あなたもその議論に加わってください。
報告資料