編著者紹介
綱島不二雄(つなしま・ふじお)
1939年神奈川県横須賀市生まれ。東北大学大学院農学研究科修士課程修了。農学博士。元山形大学教授。現在、東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センター代表世話人、専門は農業経済学。主な著書に『戦後化学肥料産業の展開と日本農業』(農文協)、『東日本大震災復興の検証: どのようにして「惨事便乗型復興」を乗り越えるか』(共編著、合同出版)。
塩崎賢明(しおざき・よしみつ)
1947年神奈川県川崎市生まれ。京都大学大学院工学研究科修了(建築学専攻)、工学博士。神戸大学名誉教授。現在、兵庫県震災復興研究センター代表理事、専門は都市計画・住宅政策。主な著書に『復興〈災害〉-阪神・淡路大震災と東日本大震災』(岩波新書)。
長谷川公一(はせがわ・こういち)
1954年山形県上山市生まれ。東京大学大学院社会学研究科単位取得退学(社会学専攻)、社会学博士。現在、東北大学大学院文学研究科教授、公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク理事長、専門は環境社会学・市民社会論。 主な著書に『岐路に立つ震災復興』(共編著、東京大学出版会)、『原発避難と震災』(共編著、有斐閣)。
遠州尋美(えんしゅう・ひろみ)
1949年宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院工学研究科修了(建築学専攻)、工学博士。元大阪経済大学教授。現在、みやぎ震災復興研究センター事務局長、専門は地域政策・地域開発。主な著書に『グローバル時代をどう生きるか』(法律文化社)、『低炭素社会への道程』(共編著、法律文化社)。
みやぎ震災復興研究センター
東日本大震災の復興の検証を、被災者の視点に立って進めるとともに、得られた研究成果を被災者の救済と被災地の復興に役立てることを目的として、2018年3月以来9ヶ月間の準備期間を経て、同年12月に発足した。本書は、センターの取り組み(準備期間を含む)の最初の成果物である。代表は綱島不二雄元山形大学教授、事務局長を遠州尋美元大阪経済大学教授が務める。「みやぎ」の名を冠しているが、地域を限定せずに研究者、専門家、復旧・復興支援に取り組む人々の幅広い参加を求めている。