みやぎ震災復興研究センター

震災10年検証枠組み検討ブレスト(第9回)を実施しました

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  • 中嶋会員が,「宮城県における復興事業と財源のカラクリ - 復興の最中に財政好転=知られざる惨事便乗効果?」とのテーマで報告。
    • 県政だより2020年1・2月号=財政好転は隠しようがない。経常収支比率,実質収支比率,一時借入金利子の推移などで好調ぶりが確認できる。
    • 繰り上げ償還で借金減らし:震災以前は,100万円単位,震災以降は10億円単位,2016年には100億円を超える繰り上げ償還。
    • 財政好転実現の特徴的手段は,臨時財政対策債の未発行:地方交付税交付額の不足を補う臨財債を満額発行しないで借金を減らし,のちに償還対策として交付される交付税の増額分を懐に。臨財債創設以後の16年間で555億の未発行額。償還対策として措置された交付税と償還額の差額は476億。
    • さらに地方税の超過課税で税収を増やし,基金を積み増ししている。

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